人事コンサルタントによる、人事のための、人材育成ブログ

人事コンサルタントとして、日々奮闘する筆者が、考えていることを徒然に書き記していきます。

【フレームワーク第1弾】【7S①】有名コンサルティングファームも使っている?!組織改革のためのフレームワークは○○!!

ビジネスの世界では、コーチングという言葉をよく耳にするようになりました。

 

最近では、エグゼクティブ・コーチングなどのように、代表取締役レベルの方々も、

自分自身の意見を発見し、整理するために、コーチングを受けることがあるようです。

 

その他にも、セクハラ・パワハラが問題視されている時代ですので、

マネジメントの手法としても、コーチングスキルが管理職に必要スキルとして

焦点を浴びているのではないでしょうか?

 

私の身の回りでは、そのような会話をよく聞きますが、

読者の皆様は、コーチングと聞いてどのようなことをイメージされましたでしょうか?

 

といっても、今日はコーチングを取り上げたいのではありません...

 

クライアントと接点を持つ際に、どのような切り口で情報を聞き出し、

整理するのがよいかを考えいた時に、あるヒントを頂いたので、

紹介したいと思います。

 

タイトルにもあるように、今日取り上げるのは、「7S」です。

どうでしょうか?7S。

 

この記事を読んでいる方であれば、知っている方もいらっしゃるかもしれません。

簡単にそれぞれの要素を紹介すると以下のようになります。

 

7S要素
戦略(Strategy) ある一定の目標を達成するために立てられる企業の限られた財的・人的資源の配分を目的とした一定期間の計画ないし行動方針
機構(Structure) 組織のしくみの特徴(機能的である、分権化している、など)
システム(System) 一定の報告パターンおよび会議形式のようなルーティンな方法
スタッフ(Staff) 企業内の人員を重要な職種・特質別に分類・配分すること(たとえばエンジニア、企業家型、管理のプロなど)。ライン対スタッフといった意味合いではない
経営スタイル(Style) 経営幹部が組織の目標をどのように達成するかという特徴、およびその組織の文化的特質
経営スキル(Skills) 経営の中心人物ないし企業全体の持つ顕著な能力
上位目標(Superordinate Goals/Shared Value 組織がその構成員に植え付ける理念あるいは指標となるような概念
(出典:リチャード・T・パスカル、アンソニー・G・エイソス、深田祐介訳.(1981). 『ジャパニーズ・マネジメント』 (pp.103). 東京: 講談社.)

 

私は、人事コンサルタントとして、業務上、組織変革をサポートすることが多いので、

こういったフレームワークを用いながら情報を整理しています。

 

その中でも、7Sは汎用性が高く、MECEに情報収集できるので重宝しています。

 

しかし、どのフレームワークでも同じですが、

概論を知っているだけでは、実際のアクションプランに落とし込めないです。

 

そこで、

次の記事からは、7Sを分解しながら、

実際の業務にどのように落とし込めるかを考察していきます。